口腔外科

顎の調子が悪い

顎を開けると痛い、噛みしめると痛い。または顎が大きく開けられなくなった。
そんな方、またそんな経験のある方はいらっしゃいますか?
急にそんな症状が出ると心配になると思いますが、これは顎間節症と言って顎の関節炎の様なものです。
歯を抜いたまま放置したり、虫歯の治療をしないで放っておいたりして噛み合わせが悪くなったり、硬い物を極端に食べて顎に負担がかかったりすることが原因で顎の間節の骨が擦り減ったり、間節円板という軟骨がずれたり圧迫されたりして前述のような顎の痛みや開口障害が起こります。また、さらには首や肩の筋肉が疲労してこったりしやすくなります。とくに歯並びがもともと悪かったり、噛み込みが深い方は症状が出やすいです。
治療には、かみ合わせの調整をしたりマウスピースを作って装着し、顎の負担を軽減させて炎症を鎮静させます。状態が悪く慢性化してると外科処置が必要な場合もあります。
いずれにしても症状が出たらなるべく硬い食べ物を避けて負担を掛けないようにし、片側ばかりで物を噛まないように気をつけてなるべく早めに受診して適切な治療を受けるようにして下さい。

あおば歯科クリニック
院長 百目木 秀敏