小児歯科

子どもの歯の治療の開始時期

皆さんは子どもが検診を受けて、その結果虫歯があれば歯医者に連れていくでしょう。

1歳半検診では異常がなく、3歳児の検診や小学校の検診で虫歯が見つかって初めて受診する方が多いです。
でも乳歯は生まれて7~8か月頃には前歯が生え始めます。1歳半になると奥歯も生え始め、2歳半ばには乳歯が
生えそろってきます。乳歯はエナメル質が薄くて弱いため、永久歯に比べとても早く虫歯が進行しやすいです。また溝の形が複雑で汚れが溜まりやすく、歯磨きが十分にできないとあっという間に神経まで穴があき痛みがでてきます。こうなると神経を取るため複雑な治療が必要になり何度も通院することになります。
そこで、できれば1歳半を過ぎれば歯科医院を受診してフッ素塗布など予防処置を定期的に行うことをお勧めします。残念ながら子どもに虫歯ができてしまったら、何歳でも歯医者に連れて行って下さい。小児歯科を標榜している歯科では歯の状態を判断して年齢に合わせて一番適切な治療を行いますので、乳幼児でも必要なら可能な範囲で何らかの処置ができます。
小さいから無理だと思わずにまずは受診して相談しましょう。

あおば歯科クリニック
百目木 秀敏