審美治療

永久歯の先天欠如

皆さん、歯は何本あるかご存知ですか?永久歯は親知らずを除いて通常上下で28本あります。

しかし何らかの原因で数本の歯が作られず、欠損して生えてこない場合があります。これを「先天欠如」と言います。

ごく最近の小児歯科学会の全国調査で、なんと約1割の子供に永久歯の先天欠如がある事が分かりました。原因の一部は遺伝によるものですが、大部分は原因不明です。生え代わりの時期になっても、なかなか永久歯が出てこずに受診して判明する事が多いです。
歯の欠損があると、かみ合わせが悪くなり咀嚼能率の低下や顎間節症、咬合性外傷などの悪影響がでてきます。もちろん見た目も悪くなります。そのため正常なかみ合わせに治す必要があります。
治療には矯正で歯並びを整えたり、インプラントやブリッジで処置するなど、症例によって適切な方法が異なります。歯の欠損があったり、乳歯が抜けて数か月たっても永久歯が出てこない場合は、歯科医に相談する事をおすすめします。
また、成人で虫歯や歯槽膿漏で歯が抜けたままにしてる方も、先天欠如と同じくそのままにしておくと、他の歯に負担がかかるので要注意ですよ。

あおば歯科クリニック
院長 百目木 秀敏