一般歯科

歯がぐらつく

乳歯であれば永久歯に生え変わるために、グラグラになって自然に抜けるのは皆さんご存知だと思いますが、永久歯がぐらつくと心配ですね。

さて、歯がグラグラする原因にはどんな事が考えられるのでしょうか?
まず歯周組織(歯の周りの骨や歯肉)に問題がある場合。これには、いちばんに歯周炎、いわゆる歯槽膿漏が考えられます。プラークや歯石により慢性の炎症がおこり、そのため周囲の骨が吸収されるのです。また咬合性外傷と言って、不適切な噛み合わせや過剰な歯への負担により同じように骨の吸収が起こる事もあります。

次に歯自体に問題がある場合。事故など外傷により歯が折れたり、脱臼した場合はもちろんですが、見えないような微細なヒビでもそこから感染して炎症が広がり骨が吸収されます。また歯の中の歯髄、いわゆる神経が激しい炎症を起こしたり、化膿して根の先端の骨が溶けて膿が溜まったりした場合にも歯のぐらつきが起こります。

これら原因によっては早めの適切な処置が必要なので、気になる方は診察を受けてみましょう。

あおば歯科クリニック
百目木 秀敏