歯の詰め物は何が一番いいの？
虫歯は詰め物や被せもので修復しますが、どんな物を入れてもらうか迷うのではないでしょうか。
おもに、
①「銀歯」とよばれる歯科用合金。
②「レジン」というプラスティック樹脂。
③「セラミック」
などが多用されます。
「銀歯」は保険の治療で使われます。金属色ですが強度は最も強いです。
次に「レジン」は白くて目立ちにくいです。これも保険が適用されますが、破損や摩耗・変色するなど耐久性に難があり用途が限られます。
「セラミック」は保険の適用外ですが、歯の色調に近く耐久性もあります。
どの材料が良いかは治療部位にもよります。前歯の小さな虫歯にはレジンの詰め物が適応です。奥歯の強く噛む部分には強度の十分ある銀歯が最も安心ですが、手前の小臼歯など比較的目立って気になる場合や、大臼歯まで白く
したい場合は耐久性のあるセラミックが良いでしょう。ただし保険で経済的に治療したい場合は、奥歯でも小さな虫歯なら耐久性は劣りますが、レジンを詰めることも可能です。
どの材料も長所短所があるので、色調・耐久性・経済性を考慮し最適な物を選んで下さい。
あおば歯科クリニック
院長 百目木 秀敏
