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八重歯ってそのままでいいの?

そもそも、八重歯を過剰な歯や、必要がない歯と思っている方もいるようですが、八重歯と呼ばれる歯は立派な永久歯で、前から3番目の、犬歯や糸切り歯とも呼ばれる歯です。
この歯の先端はとがっており、また、くちびる側に寄って生える場合も多く、中でも大きく外側にズレて、低い位置で張り出しているようなものを俗に八重歯と呼びます。顎の骨の大きさに比べて歯の幅が大きく、窮屈で並びきらない場合に起こりやすく、遺伝的な傾向もあります。
日本では八重歯はカワイイと捉えられることもあり、アイドルの中にもチャームポイントになってる場合もありますが、世界的にはドラキュラや鬼の牙のように歯並びが悪く、好ましく無いと思われています。
八重歯は噛み合わせが良くないので咀嚼効率が悪いうえに、窮屈に生えているため虫歯になりやすく、歯周病も進行しやすいです。口唇に慢性の刺激で炎症も起こしやすくなります。
症例の程度によっては治療をした方が良い場合もありますが、基本的に矯正が必要になりますので、ご自身やお子さんで気になっている場合には一度歯科医に相談すると良いでしょう。