予防歯科

子どもに虫歯は出来やすい?

歯科検診が行われる時期ですが、「毎年うちの子は紙をもらってくる」と嘆いてる親御さんも多いことでしょう。自分は最近何年も歯医者に行ってないけど、どうして子どもはすぐに虫歯になるのでしょう?
虫歯は、原因菌とその餌と時間があれば発生します。子どもは甘い物を良く食べるうえに間食も多くなりがちです。そのたびにすぐ歯磨きをすればよいのですが、なかなか理想どうりにはできません。さらに仕上げ磨きを卒業した子どもでも大人のように自分で上手には磨くのは難しいでしょう。
実は単にこれだけでなく根本的な理由があります。乳歯の特徴として①永久歯に比べエナメル質・象牙質が薄く、神経まで近い。②歯質が軟らかくて酸に弱い。③生え代わりの際に抜けそうな乳歯の周りにプラークが溜まりやすい。また生えかけの永久歯も始めは弱く、半分歯ぐきを被ってるような状況では清掃が不十分になりやすい。これらの事から子どもの歯は油断してるとあっという間に虫歯が拡がってしまいます。
そこで大人よりも予防が大切です。毎日の歯磨きが最も大切ですが、歯科医院ではフッ素塗布やシーラント(溝の予防充塞)など効果的な処置もできます。
とにかく小さな子どもは定期的に歯科医院に連れて行く事をお勧めします。

あおば歯科クリニック
院長 百目木 秀敏